詳細航空機サーベイシステムの概要
詳細航空機サーベイシステムは、原子力施設の事故により放出された放射性物質が地表面に沈着した状況(分布及び放射能濃度等)をより詳細かつ精度よく測定することを目的としています。
このため、詳細航空機サーベイシステムは上空における線量率から精度よく地上の線量率や濃度を推定するための検出器が必要となり、簡易航空機サーベイシステムに比べ大型のシステムで構成されています。
大型のシステムであることから、通常これらをヘリコプタに搭載するためには、機体の修理改造及び国土交通大臣の定める検査を予め受検し、合格した機体により詳細航空機サーベイを実施することとなります。


詳細航空機サーベイシステム資機材
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【搭載機器】
・検出器 低線量率用 (NaI(Tl)4"×4"×16"×4本) 中線量率用 (NaI(Tl)3"φ×3") ・収録装置 ・データ収録用コンピュータ (ノートPC) ・地上撮影用ビデオカメラ ・レーザ高度計 ・その他:GPSアンテナ、ジャイロ 【解析用機器】 ・線量率・放射能濃度解析用 プログラム及びコンピュータ |
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測定イメージ
詳細航空機サーベイでは、対地高度150m〜250mにおける線量率を測定し、飛行終了後に線量率・放射能濃度解析用プログラムを用いて、地上1mにおける線量率・放射能濃度を解析により推定します。電子地図上に飛行軌跡と地上における線量率を色により表示させるとともに、地表面に沈着した放射性物質の濃度を等値線図により表示させることができます。
また、測定したスペクトルから沈着した放射性物質を特定することもできます。
現在、詳細航空機サーベイシステムは運用に向けた開発・整備の最終段階にあり、平成18年度以降には、全国の原子力発電所周辺のバックグランドレベルの把握のための測定飛行を行い、万が一の事態に備えたデータ蓄積を予定しております。

測定結果イメージ
詳細航空機サーベイ 飛行軌跡図![]() |
濃度等値線図![]() |
スペクトル・フラックス表示![]() |
原子力施設周辺上空の線量率及び 地上1mにおける線量率(推定値) ![]() |





