生物学的効果比(RBE:Relative Biological Effectiveness)は、放射線の種類によって生物に与える影響度を表す指標である。着目している放射線と基準となる放射線が同じ生物効果を与えるのに必要とする吸収線量の割合であり、以下の計算式から求める。
RBE=(ある生物効果を生じさせるのに必要な基準放射線の吸収線量)/(同じ生物効果を生じさせるのに必要な着目放射線の吸収線量)
基準放射線には、通常エックス線が用いられる。
RBEは種々の放射線についてその値が異なり、ほぼ線エネルギー付与(LET)に依存して上昇し、LETがおよそ100(keV/μm)でピークを示し、非常に高いLETではRBEはかえって低下する。ICRPは低線量における確率的影響のRBEにもとづいて種々な放射線に対する「放射線荷重係数」を定めている。