●減速材
中性子のエネルギーを吸収し、スピードを遅くするための役目をもった物質を減速材という。中性子は、水素元素などの質量数の小さい原子核と衝突することによってスピードを下げることができ、軽水炉では減速材として軽水(普通の水)が使用されている。
ウラン-235は、スピードの遅い中性子(熱中性子)と衝突すると核分裂し易い性質があるため、ウランを燃料とする原子炉の中で核分裂を効率よく起こすためには、核分裂で生じた高速の中性子を熱中性子まで減速させる必要がある。